ぎっくり腰は歩いて治す
ぎっくり腰になったことはありますか?
私は3回あります。ぎっくり腰は辛いですよね。
ぎっくり腰は一般的な呼び方で正式には急性腰痛と言います。
急性腰痛になるきっかけは色々ありますが、よく聞くのが重いものを持ち上げたとき。
ただ重いものを持ち上げなくても屈んで起き上がるときにぎっくり腰になったりもします。
またそれとは別に疲労が蓄積されるとぎっくり腰になるケースもあり、この場合は徐々に痛みが増していってぎっくり腰になるので他のケースとはちょっと違います。
ぎっくり腰というといきなり痛くなって動けなくなったと思う方がいるかもしれませんが、ぎっくり腰になった患者さんの身体に触れてみると、いきなりぎっくり腰になったわけではなく、なるべくしてなったなという感じです。
ぎっくり腰を経験した人は分かると思いますが「あ、これ、ぎっくり腰になるな」とか「ぎっくり腰になりそう」というような予感を感じたことがあるのではないでしょうか。
1回目は初めての事なので何が何だか分からないうちにぎっくり腰になってしまったとしても2回目以降は違和感や予兆を感じると思います。
つまりいきなりぎっくり腰にはならないということです。
疲労の蓄積と腰に負担がかかる体の使い方をし続けてあるときギクッとなる訳です。
ぎっくり腰になってしまった時の対処法ですが、体の状態によって変わってきます。
・全く動けない場合
とにかく安静です。
仕事や家事を休む「休養」ではなく「安静」です。
安静とは心身を休めて寝ることを指します。
・痛いけど動ける日常生活を自力でなんとかできる場合
歩いてください。
痛いのに歩くの?と思われるかもしれませんが、歩いた方が治りが早いです。
安静がダメとは言いませんが、一日でも早く回復したいのであれば歩いた方がいいです。
ただ歩くと血流が良くなるので痛みが増す場合があります。その時は患部を冷やしてください。
昔はぎっくり腰で病院に行くと安静と言われていたと思いますが、最近は病院も動けるなら普段通りに動いてくださいと言われているそうです。
ぎっくり腰は整体で良くなりますか?という電話を受けたことがあります。
もちろん整体でぎっくり腰を改善することはできます。
ただぎっくり腰になった当日の場合、改善できるのは2~3割くらいと考えてください。
中には歩くのがとても辛かった患者さんが、施術後は普通に歩いて帰ったという場合もありますが、それは極稀のケースです。
とにかく辛いから少しでも良くなりたいという場合は整体を受けるのもいいと思いますが、そうでない場合は、上に書いてあるように体の状態に合わせて「安静」または「歩く」でいいと思います。
ぎっくり腰はもう~こりごり、2度となりたくない!という人は整体でぎっくり腰にならない体づくりをオススメします。